幼卒のブログ

幼卒です、でも院卒です。はい謙遜です。

GWは不揃いバウムを食らいながら米原万里を読め

--------------------------以下の文章、プライベートのFBより引用---------------------------

節目の投稿。ちまちま書いていたのでもうご存知の方も多いと思いますが、大学院を修了して新卒で勤めていた職場を退職しました。外国語系の大学で大学職員をしていました。

写真は、勤めていた3年とちょっとの間、私を支えてくれた米原万里によるエッセイのひとつ「空気のような母なる言葉」です。母語と外国語習得について、非常に大切なことが書いてあります。f:id:nsandkitty:20240504191444j:image

*GW暇な奴は全員読め。MUJIBOOKSの米原万里のうっすい文庫にも収録されているから、どうせ暇なんだからみんな無印に行け。

初めてこのエッセイを読んだのは、確か大学院修了前だったと思います。読んだ後、ぐっさり何かが刺さったような気分に陥りました。在学中、英語によるディスカッションで言葉が出ず、もしかして自身のベースにある日本語が拙いのでは….??と推測したが全くその通りだったことに気づいたからです。外国語の習熟度合いは母語の習熟度合いに比例するんだから、そりゃ下手くそなわけだわと、出来の悪かった自身について修了直前の最後の最後に伏線を回収してしまいました。

そんなこんなで入職するほんのちょっと前に、外国語が読めて喋れることに対してやれすごいやれ国際的だと称賛する層を冷ややかな目で眺める捻くれた人間が完成してしまいました。外国語ができるだけではなんも面白くないし、母語を蔑ろにして血眼で外国語を勉強することの意義が理解できなくなりました。それでも、外国語習得のみならず自身の中身を養い、更なるインプットやアウトプットの土壌を作っていくという意識が芽生えたので、こんな風になっちゃったけれど今のような自身になれてよかったなと思っています。
中身空っぽの人間から出てくる言葉からは何も捉えることができない。様々な学びやネタをこれからも自身の中にこさえていきたいなと思います。

まぁ何が言いたいかっていうと、無印の不揃いバウム、めっちゃ美味しい😋👍🏻